山に雲が(川澤酒造)

山に雲がカララカララ
山の音が銘となる
蔵元:川澤酒造/ 山に雲が(やまにくもが)

2024年、高知県いの町本川地区、寒風山の麓に新たな酒蔵「川澤酒造株式会社」が誕生しました。標高750mの山あいに位置するこの地は、四国山地の豊かな自然と清らかな谷水に恵まれた酒造りの理想郷。仕込水は、吉野川水系・桑瀬川の伏流水を使用。四国山地の片岩地層をくぐった透明感のある軟水です。

酒造りを担うのは、東京農大醸造家卒業後国の試験場に就職、その後高知県の亀泉酒造で20年間酒造りに携わってきた川澤亨氏。

銘となる『山に雲が』は、川澤氏がこの地を訪れた際に見た幻想的な雲景に由来。「ザアアザアア」「ゴオウゴオウ」など、山の音を酒の名とします。高知酵母を巧みに扱い生み出された酒は、香り高く、果実味と酸のバランスに優れたモダンな味わいで、発売直後から注目を集めています。

実際に飲んだ方のレビューでは、「華やかな桃やパインの香りに心惹かれた」「CEL酵母らしいフルーティさとキレが共存する」「モダンで軽やか、食中にも合う」といった声が多数。フルーティな完成度の高さに驚いたという感想も。また、軽快な甘味を持ちながらも、すっきりした酸と苦味で食事に寄り添う点も高く評価されています。 「高知らしいキレのある辛口から、スーパーCEL24使用の甘旨タイプまで、バリエーションも多彩」との口コミもあり、今後の展開にも期待が高まっています。

まだ始まったばかりの川澤酒造ですが、すでに“今飲むべき新星”として、多くの日本酒ファンの心をつかみ始めています。これからの一歩一歩に、目が離せません。
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